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お知らせ

ごあいさつ

横須賀市地域水質保全協議会
会長 田中 茂

恵水No34 1ページ

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会員の皆さまにおかれましては、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。また、日頃より本協議会の運営につきましては、多大なるご理解とご協力をいただきありがとうございます。

昨年5月より令和という新しい時代が始まり、7月には自身2度目となる東京オリンピックの開催を迎える輝かしい年となるはずでした。現在、新型コロナウィルスの蔓延は全世界に広がり、世界の多くの都市で都市封鎖がおこなわれるような非常事態が続き、経済活動へも大きな打撃を与えています。

全世界に蔓延した感染症を終息させるためには、各国、各自治体、各事業者、各個人の的確なリスク判断と対処行動が求められています。地球温暖化などの現在叫ばれている環境問題対策と全く同じく、広い視野で考え、地域での取り組みが必要です。

横須賀市は「誰も一人にさせないまち」の取り組みを進めていますが、新型コロナウィルス対策として「今こそ、誰も一人にさせないまちに」として、「協調と連帯」をさらに深めてまいる所存です。このような状況の中で本協議会の活動は、地域の活動を支える人づくりなどに貢献しています。

昨年度の協議会の活動は、秋に実施した市内研修の前田川の水生生物調査や株式会社やまびこの工場視察も盛況のうちに無事行われ、市外研修で訪れた鶴見川流域センターなどでは、数日前に県内にも大きな爪痕を残した台風の影響を見るとともに防災対策の重要性が確認されたと聞いています。しかし、今年3月に実施予定であった講演会の開催は新型コロナウィルスの感染拡大防止のためやむなく中止することとなりました。

この難局を乗り越えた後、社会変化のスピードは、ますます速くなることでしょう。本市でも豊かな自然を残し思いやりのあるまちづくりをさらに推進していくため、私たち一人一人が広い視野を持って考え、行動することが必要です。併せて、本協議会についても関係機関・団体の皆さまと手を携えて共に歩みを進めていくことが、今後、ますます重要になってくるものと考えております。引き続き、会員の皆さまのご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

この寄稿は横須賀市地域水質保全協議会の機関紙「恵水 No34」に掲載いたしました。